多くの命を救いたい。この想いが、全国の医療現場支援の原動力に。

DAIKI NAGAOKA

長岡 大貴
フィールドエンジニア

首都圏本部 ヘルスケアビジネス事業部
ヘルスケアソリューション部
2015年入社

自分の3年後をリアルに想像できた、先輩社員の誠実な返答。

大学時代に意思を持ったロボット開発の研究をしていた私ですが、就職活動では産業規模の大きな情報系の業界を幅広くまわりたいと考えました。実際に、IT製品の様々なメーカーから当社のようなサービスを提供する企業まで、相当な数の会社説明会に参加しました。でも、どの企業もアピールするのは自社の良い面ばかり。それは事実でしょう。でも、私としては社会人の大変さもリアルにイメージしたかったのです。その点で一味も二味も違っていたのが富士通エフサスでした。3年上の先輩社員と一対一で話せる機会があり、そこでは説明会ではなかなか聞けないような、残業や休日出勤、つらかった経験などを質問できました。その先輩は、誠実に何でも隠すことなく答えてくれ、仕事上で大変な苦労をしたことも知りました。それでも、それを乗り越えたからこそ得た満足感が、ダイレクトに私の心に響きました。そして富士通エフサスに入りたいと、気持ちが大きく傾いたのです。

病院間の情報共有を目指し、医療データの規格共通化に挑む。

富士通エフサスのヘルスケアビジネス事業部では、富士通のプロダクト開発にICTインフラの担当として参加しています。私が配属されたのはまさにこのチーム。業務内容は診療情報交換システムの開発と導入支援です。診療情報交換システムとは、厚生労働省が主導する医療情報の交換・共有のための規格。簡単にいえば、複数の医療機関で医療連携や災害時のバックアップを目的に、どの病院でも患者様の診察や治療に関する情報を共有できるようにするための共通規格です。私は、チームメンバーと共に様々な形式のデータを標準形式に変換させる、変換マスタの構築を行っています。もう1つ任されているのが、診療情報交換システムサーバーのセットアップです。全国各地の病院を訪問し、設置されているサーバーを診療情報交換システムに対応させる作業になります。他のシステムが稼働しているサーバーを新たに診療情報交換システムに対応させるという難しいケースや、システムを利用するドクターや運用を担当するエンジニアへの仕様説明などもあり、開発元の担当者として現地対応が求められるのです。

経験不足の若手でも、熱意や創意工夫で活躍が可能。

配属当初は、現地作業でエンジニアからの質問に答えられず、作業途中でマニュアルを見ても分からないことも発生しました。その時は先輩に電話で指示を受けながら、何とか切り抜けられました。若手に経験を積ませるとともに、意欲や提案を尊重する風土なのですが、いざというときにはフォローしてもらえる体制が機能しているのです。それでも、いつまでも先輩を頼りに作業を進めていくわけにはいきません。そこで、スムーズにセットアップを進めるにはどうしたらよいかを先輩と一緒に考え、私なりの対策を講じました。現地作業のチェックリストを作成し、事前に先輩のレビューを受けてから現地に行くようにしたのです。この工夫によって、気持ちに余裕が生まれ、落ち着いて作業ができるようになりました。現在ではほぼ一人で作業を完遂できるようになっています。

あなたが思う「人の想いを実現するシゴト」

医療現場や患者様の想い、それに確実に応えていけることを実感。

これまでに、北は東北、南は九州の病院にも出張し、全国各地でセットアップを行ってきました。作業を一人でやりきり、サーバーを起動してシステムが順調に動いたときは、かなり大きな達成感があります。
任された仕事を1つやり遂げ、新たに診療情報交換システムが稼働するごとに地域医療の連携が進むことを実感できるからです。当たり前のことですが、ドクターや看護師などの医療関係者は、より確かで効率的な診察や治療を行うことで一人でも多くの患者様を治したいと願っていますし、病気に苦しむ患者様は健康を取り戻したいという想いを強く持っています。私の仕事はそこに少しでも役立つと感じていますから、変換マスタの構築や一つひとつのセットアップ作業のすべてに力が入るのです。
今後もより多くの病院に診療情報交換システムを普及させることを目指していますし、一人でも多くの患者様を救うために、この経験をベースに様々な医療システムのサポートを手掛けていきたいと考えています。

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