ABOUT SIER
SI業界を知る

SIer=システムインテグレーターとは

例えば、自動車や家電のメーカーが、お客様の求める分だけの製品を製造し、生産の無駄をできる限り省き、
競争力の高い価格で市場に提供しようと考えた場合、販売や部品の購買、生産、在庫の管理などを扱う情報システムが必要になります。

また、コンビニやスーパーが、売れる商品を安定して店頭に置くには、販売管理システムや受発注管理システム、物流管理システムなどが不可欠です。
病院で的確な診断・治療を受けられ、スムーズに処方箋が出たり会計できたりするのも、
電子カルテや画像診断システム、医療会計システム等のおかげです。

でも、メーカーにも、流通企業にも、病院などの医療機関にも、そうした大規模なICTをゼロから構築できる開発エンジニアや、
出来上がった情報システムを安定稼働させる運用・保守のエンジニアが揃っているわけではありません。

加えて、企業のような大規模ユーザーが必要とする情報システムは、
独自の事業活動を支える多種多彩な機能を持ち、さらに最高度の安定稼働が必要です。
一般の人たちがPCをセットアップするように、コンピュータメーカーからハードウェアを買ってきて、
ネットでソフトウェアをダウンロードして、すぐに使えるようなことはあり得ないのです。

そこで、ある企業が、新しいサービスの立ち上げに情報システムが必要になると考えた時、
あるいは今まで使用していた情報システムが古くなったので更新したいと考えた時は、
ICT を構成するアプリケーションソフトの設計はもとより、ハードウェア、ミドルウェア、データベース、ネットワーク、
セキュリティなどのシステム基盤のエキスパートたちの力も重要となります。

そうした高度なICTの企画から設計、開発、運用・保守の全工程を一貫して請け負うのが、
SIer(エスアイヤー)と略して呼ばれることの多い、システムインテグレーターという情報サービス企業なのです。

SIerの分類

システム基盤の先駆者として、
SIerの中で独自の地位を築く。

SIer分類図

SIerは企業の情報システムをゼロから構築して引き渡すまでを担える広範囲な技術力と、企業の大切なICT戦略を委ねるだけの信用が求められます。そのような中、小規模な情報サービス企業がSIerを名乗って事業を展開することは容易ではありません。そのため、現在の多くのSIerは大型コンピュータを開発した実績を持つハードウェアメーカーに源流を持つ「メーカー系」、大手企業の情報システム部門が分社して生まれ発展してきた「ユーザー系」、そして独自に設立しICT産業が隆盛する歴史の中で実力を蓄えてきた「独立系」に分類されます。

富士通エフサスは、社名から判別できる通り、富士通を母体とする「メーカー系SIer」となります。事実その設立は、富士通が顧客企業に提供した情報システムの、主にシステム基盤の運用・保守を専門に受け持つ企業としてのスタートでした。その後、企画・コンサルティングから設計・構築フェーズへと事業を拡大し、現在ではそのライフサイクル全体を担っています。製造や金融、流通、官公庁など多彩な顧客の情報システムの安心・安全に貢献し、富士通ブランドの信頼を築く重要なポジションを担ってきたのです。

SIer分類図

富士通エフサスのシステム基盤領域の成長図

富士通エフサスが、数あるメーカー系SIerと一線を画すのは、運用・保守体制のスケールです。万が一、企業や官公庁の情報システムが障害を起こすと、そのシステムとつながる膨大なユーザーに大きな影響を与え、大きな損失を招きます。そこで、私たちは全国各地のユーザーの間近に拠点を設け、全国のエンジニアによる、国内においては最大級のサポート体制を構築しています。

もう一つは、システム基盤の技術を常にリードしてきたことです。汎用機・オフコンからオープン系、現在はサーバ仮想化と分散処理、さらにはクラウドコンピューティングへと、ICTインフラ技術の先頭を歩み、この分野の先駆者として今日に至っています。

富士通エフサスのシステム基盤領域の成長図

PAGE TOP